特殊清掃と遺品整理のどちらも出来る業者にご依頼を ! Vol2

2022年9月10日
孤独死の場合、遺品整理業者だけでは対応できない場合が多い?

多くの遺品整理業者は、孤独死現場の清掃といった原状回復作業を行うことができない点には注意が必要です。
遺品整理業者はあくまで、遺品の分別や仕分けを行う業者であるため、清掃や消毒は業務内容に含まれておりません。あまりにも状態の悪い現場では、作業を断られる場合もあります。
老健施設や病院で看取った場合なら、住まいは綺麗なので遺品整理だけで問題ありません。
しかし、孤独死の場合は、様々なリスクを考慮し特殊清掃業者に依頼をしましょう。
特殊清掃業者には遺品整理や遺品の買取、処分などをセットで行ってくれる業者も存在します。個別でそれぞれの業者に依頼するよりも、遺品整理とまとめて特殊清掃業者に依頼することで、作業をスムーズに進めることができますし、費用を抑えることができます。
 

親族が孤独死した際は、特殊清掃業者に依頼すべき!

上記の通り、親族が孤独死した場合は、特殊清掃業者に依頼しましょう。
孤独死の現場は通常の清掃とは状態が異なるため、専門的な知識と専用の道具が必要となります。怪我や病気の恐れもあるので、素人は無闇に手を出さないようにしてください。
遺品整理業者だけでは孤独死の現場の原状回復をできないため、遺品整理を考えている方は特殊清掃と遺品整理を行ってくれる業者を選ぶと良いでしょう。
特殊清掃業者であれば、専門的な知識を活用して、臭いや汚れをしっかりと落としながら復旧作業を進めてくれるため、安心して任せられますよ。
 

特殊清掃業者を選ぶ際の注意点

特殊清掃業者には、過剰な請求をしたり、作業内容が不足していたりといった、悪徳な業者も存在します。
そのような業者に依頼せずに済むように、特殊清掃業者を選ぶ際は5つの点に考慮しましょう。
 
1.即日対応可能であるか
特殊清掃は一刻も争う作業です。特殊清掃の対応が遅れることで、汚れや臭いの被害は拡大し、近隣住民に迷惑をかけてしまいます。
近隣住民への被害を最低限に抑えるためには、すぐに特殊清掃作業に入って貰える業者を選びましょう。
 
2.特殊清掃と共に遺品整理も行ってくれるか
前述した通り、遺品整理は孤独死の際に必要な作業となります。
大事な物品などが出てくる場合もありますし、素人が故人の遺したものを仕分けするのには膨大な時間と体力を使うことになります。
特殊清掃と共に遺品整理をして貰える業者なら、短い期間で価格を抑えて作業を完了できます。
 
3.実績があるか確認をする
特殊清掃は現場の状態によって臨機応変な対応が求められるため、経験豊富であることが必要不可欠です。
様々な状況に応じて適切な対処を行わなければ、後から「臭いがまだ取れない」「汚れが落ち切っていない」「害虫や害獣が再度現れた」といった事態になり兼ねません。
経験豊富な業者は実績をしっかり載せていることが殆どですので、しっかりとチェックしてください。
「事故現場特殊清掃士」という資格の有無も判断材料になるでしょう。
 
4.明確な料金体系があるか
悪徳業者は料金体系が曖昧な場合が多いため、注意が必要です。
作業が終わった後に想像をはるかに上回る高額な請求をされたというケースが散見されるため、「明確な基準の設けられた料金体系があるか」は悪徳業者の判断材料となります。
事前に見積もりをして貰った際に不明な料金の部分があったら、何にかかる費用なのかを確認しておくと安心です。
 
5.アフターフォローサービスの有無
遺体から漏れ出た体液や糞尿には、強烈な悪臭が伴うことが殆どです。
それらの悪臭は一度の消臭作業では完全に消し去ることができない場合があります。
何度も業者にお願いすると費用がかさむため、アフターフォローサービスの有無は事前に確認しておきましょう。
 
まとめ
この記事では、親族が孤独死してしまった場合の特殊清掃や遺品整理について、詳しく説明致しました。
特殊清掃と遺品整理は並べて考えられることが多いですが、作業内容は全く異なります。孤独死の際はどちらも行う必要のある作業なので、専門の業者に依頼しましょう。
現在は、セットで遺品整理を行ってくれる特殊清掃の業者も存在しています。同じ業者に頼むことで、現場の状態や故人についての認識等が一致するため、効率良くスピーディに作業を進めることができますし、価格を抑えられます。
別々の業者に頼むよりも、特殊清掃と遺品整理どちらも行ってくれる会社に依頼することを強くおすすめします。
 
専門業者の選び方についても触れているため、ご参考になりましたら幸いです。